Trend-BUZZのもっちゃんです。最近Z世代界隈で流行っているルーズファッションやY2KファッションなどHIPHOPの歴史について、ブログに書きたいとみんなと共有したいと思うので、流行だけでなくその背景もぜひ見てってね。
まず初めにHIPHOPが始まった70年代へさかのぼってみよう。
1. 1970年代後半:ブロンクス発祥のストリートスタイル
ヒップホップファッションの出発点は1970年代後半のニューヨーク・ブロンクス。
当時のブロンクスは貧困や治安の悪さが日常で、でもその中から音楽、ダンス、アートで自分たちのカルチャーを作り上げていった。
お金がないから、高級ブランドなんて夢のまた夢。
代わりにスポーツウェアやワークウェアを工夫して着こなすのが基本スタイルだった。
アディダスやプーマのスニーカーはほぼ制服みたいな存在で、真っ白のシェルトゥを靴紐なしで履くのが「通」だったんだよね。
カンゴールのハットやミリタリージャケットも人気。
ただの防寒や作業服じゃなく、「自分たちのアイデンティティ」を背負ったアイテムに変わっていった。
DJクール・ハークやグランドマスター・フラッシュのパーティに集まる人たちの格好が、そのままヒップホップの“制服”になっていく感じ。
当時のファッションは、派手さよりもリアルさ。
まさにストリートで生まれて、ストリートで磨かれたスタイルだった。
この頃の服装って、全部が“生きるための延長”みたいなもんだったんだよね。
で、80年代に入ると、この生々しいスタイルがもっと明確に「ヒップホップの服装」として固まっていくことになる…。